群馬大学教育学部の早川研究室で考案された,弁当パックを利用して簡単に立体模型としてつくることができ,プレートと地震の関係(沈み込みにともなって発生する地震が日本海溝や南海トラフから日本海側にいくほど深くなっていること)を理解するのに最適な教材です。
 
弁当パックのフタは,包装材料の店などで手に入りますが,授業などで大量に使うなら,メーカーから取り寄せる(お店に注文して)のが 確実です。福助工業のTR-103Fという製品を使いました。400枚で6000円(+消費税送料)ほどです。
必要なもの

弁当パックのフタ(5枚),セロハンテープ,油性のマジックペン(3色),震源分布の地図,小型の厚手の本(辞書など)=下敷き



地学教材のページへもどる

 
 手順

()別紙の震源分布地図を1枚目のフタの裏側にセロテープでとめる

()1枚目に海岸線(黒マジック)でトレースする

()同様に日本海溝,伊豆・小笠原海溝,南海トラフ,琉球海溝を(黒マジック)でトレースする

()2枚目のフタを1枚目に重ねて置き,0100kmの震源(×)を赤マジックで点(・)で打っていく。また,100kmの等深線を青マジックでトレースする。

()2枚目が記入できたら,一旦はずし3枚目を1枚目の上に乗せる。3枚目には100200kmの震源(○)と等深線を,描き終えたら外して4枚目を200300kmの震源(●)同様に5枚目(△)までくり返す

()全て記入できたら,地図をはがし弁当パックのふたを全て重ねて端をセロハンテープでとめる

 
日本列島震源分布図
地下震源分布図.pdf へのリンク