カムチャッカ 1998年8月17日〜24日

 ペトロハバロフスク・カムチャツキーの空港。といっても建物とは別に滑走路への出入り口は、この建物の横にあるのフェンスの扉。

 何でまたカムチャッカなのかと思うかもしれないが、「植生の垂直・水平分布」に興味があったので、ツアーのあることを知って申し込んでしまった。飛行機はすべてアエロフロート。ハバロフスク経由でカムチャッカに行くのだが、カムチャッカへの飛行機がなかなか飛ばず、空港で待ったり、ホテルに戻ったり、大変でした。
 エコツアーなどと言いますが、ロシアであるということとホテルその他サービスが極度に悪い割に高い料金のツアーに参加してしまった、と言うのが本音です。
 
 ペドロハバロフスク・カムチャツキーの町から見えるアバチャ火山

 何もないところだが、景色はすばらしい。日本へ続く火山列島のはじまりがここにあるのだと実感する。日本アルプスのをはるかにしのぐ山脈の連なりが遠くに見える。山が好きな人にはたまらないだろう。
 もちろん登山もしました。何というのだろう、六輪駆動トラックを改装したバスのような車で、アバチャ火山の五合目まで登り、キャンプしました。あいにくの悪天候で頂上までは行けませんでしたが。ガイドが作っくれたボルシチがなかなかおいしかった。粉末のボルシチの素みたいなのを使っていた、どこかで手に入らないものかと今も思っています。

 海岸からダケカンバがあり、600m位で樹木限界になります。
 テントの回りはミヤマハンノキやハイマツです。
 Pカムチャツキーのホテル

 観光で成り立っているはずがないので、ホテルは寂れている。日本からタラバガニやイクラの買い付けで商社の人がぼちぼち利用するそうだ。
 食事に毎回イカとキュウリのマヨネーズ和えが出てくるのに参ったが、食べ物はハバロフスクよりPカムチャツキーの方が、豊富だった。