奥の細道 平泉

中尊寺金色堂覆堂

 陸羽東線の古川で東北新幹線に乗りかえ一関駅前から路線バスで平泉へ。中尊寺まであと停留所3つというところで,マイカー渋滞にはまり,イライラする。一つこなたの停留所で降りて歩いたので,苦労してたどり着いた感じが,三代の栄耀一睡の中にして大門の跡は一里‥という奥の細道のハイライトにふさわし?かったような気がする。着いた時間が昼なのでまず腹ごしらえと月見坂入り口手前の食堂で生ビールにカツ丼とざる蕎麦でパワーをつける。というか,暑くて外に出る気がしないのでいっぱい頼んでぐずぐずした。
中尊寺経堂

観光客が多いので,人が入らない写真が撮りにくいが,この写真はうまく撮れた。

 ほんとに国宝がいっぱいあるのだからゆっくり見て回りたいのであるが,この暑さの中,平泉全体を回るということを考えただけでそぞろな気分になってしまう。
 はじめて金色堂と覆堂の関係を理解し,降り残してや光リ堂の意味が分かった,といったら笑われるだろうな。
高舘から北上川の流れ

中尊寺から高舘までで,歩くのに事切れた。携帯でタクシーをよび,毛越寺へ

兵どもがの句碑→

飲み物を買ったり,かき氷をたべたりして休めばどうにかなるかというと,暑さだけはどうにもならない。とにかく毛越寺とはそういうところだね,と一回りして,平泉駅に向かう。
炎天下,35℃以上の観光はこりごりという感じで平泉駅前からバスに乗り一関駅へ戻った。冬のあんまり寒いのも困るが,春や秋に来ればもう少し余裕が持てただろう。といっても旅行はたいていそんなもので訪れた場所や事物より,食べたものやそのときの状況のような感覚のほうが印象的だったりするものである。

新幹線「はやて」で2時間あまりで東京に戻った。この暑さで,翌日からも何もする気が起こらないお盆休みだった。

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