41‐01‐0421
A 41001
芭 蕉 翁
乾隆五十八癸丑春三月
苔溪貴清湖書
陰 寛政五年癸丑三月十二日
與社友築文冢以得翁眞蹟殘夢句也
無漏庵菊亮識
@ 寛政五年(一七九三)三月十二日(清の乾隆五十八年)
A 美濃派の宗匠本名副島佐次右衛門無漏庵菊亮建立
B 清の貿易商貴清湖筆
C 佐賀市牛島町 長徳寺
F 41002
一 聲 の 江 に 横 た ふ や 郭 公 芭蕉翁
C 佐賀市蓮池町大字蓮池 蓮池公園
F 41003
春 も や ゝ け し き と ゝ の ふ 月 と 梅 芭蕉
@ 大正五年(一九一六)八月上旬
A 松江社建立
C 唐津市西寺町 臨済宗南禅寺派瑞鳳山近松寺
F 41004
一 聲 の 江 に 横 た ふ や 郭 公 芭蕉
@ 寛政十年(一七九八)
A 魯月建立
C 唐津市和多田海士町 無量軒跡
F 41005
枯 枝 に 烏 の と ま り け り 秋 の 暮 芭蕉翁
@ 大正十五年(一九二六)十二月
A 鳥の〓所社建立
C 鳥栖市本町一丁目 真宗大谷派三原山本照寺
C 41006
芭 蕉 翁
山路來て何やらゆかしすみれ草
C 鳥栖市田代本町太田 天台宗太田山安生寺(太田の観音)
41‐02‐0422
C 41007
芭 蕉
ものいへは唇寒し秋の風
C 伊万里市立花町字円造寺岩栗山 伊万里神社
D はじめ東町岩栗社に建立 後に円通院に移され 嘉永六年(一八五三)現在
地へ
F 41008
初 雪 や 幸 い 庵 に 罷 有 る はせを翁
陰 弘化二巳之年
@ 弘化二年(一八四五)
C 伊万里市大川内町二本柳 路上
F 41009
叡 慮 に て 賑 ふ 民 や 庭 竈 芭蕉翁
右 安政四年丁巳初冬十二日
@ 安政四年(一八五七)十月十二日
A 墨画連建立
C 伊万里市大川内町市ノ瀬山 天満宮前
F 41010
春 も や ゝ 氣 し き と ゝ の ふ 月 と 梅 はせを
陰 天保七年丙申九月
@ 天保七年(一八三六)九月
A 歌堂らの建立
C 伊万里市大川町大川野字淀姫 淀姫神社
F 41011
古 池 や 蛙 飛 ひ こ む 水 の 音 翁
@ 文化年間=文化十四年(一八一七)
C 伊万里市黒川町塩屋 龍宮社
F 41012
木 の も と に 汁 も 膾 も 櫻 か な はせを
陰 故觀山の意承けて之を建つ
昭和十三年四月石橋タキ櫻水吟社
@ 昭和十三年(一九三八)四月
A 故石橋觀山の遺志により未亡人タキと櫻水吟社の建立
C 鹿島市大字高津原字城内 旭ヶ岡公園
41‐03‐0423
F 41013
名 月 や 門 に さ し こ む 潮 か し ら はせを
桂園謹書
陰 大正九年八月
@ 大正九年(一九二〇)八月
A 浜町の錦水吟社倉崎其遊建立
B 獅子門第二十八世桂園俊秀筆
C 鹿島市浜町字庄金城の上 金刀比羅神社
F 41014
古 池 や 蛙 飛 込 む 水 の 音
@ 明治二十六年(一八九三)十月十二日
A 秋甫建立
C 東松浦郡相知町大字千束 池畔
F 41015
古 池 や 蛙 飛 ひ こ む 水 の 音
@ 文政十一年(一八二八)
C 東松浦郡鎮西町大字名護屋 曹洞宗池福山広沢寺
F 41016
芭蕉翁之碑
夕 顏 や 秋 は い ろ 〓 〓 の 瓢 哉
C 東松浦郡呼子町天満町 天満神社
C 41017
芭 蕉 翁
雲折〓〓人を休むる月見かな
陰 明和九年十二月建之
@ 明和九年(一七七二)十二月
B 吉田白馬筆
C 西松浦郡有田町字本幸平有田公園 陶山神社
F 41018
梅 か 香 に の つ と 日 の 出 る 山 路 か な 桃翁
C 西松浦郡有田町大字西部南川良 天満宮
41‐04‐0424
F 41019
老 の 名 あ り と も 知 ら で 四 十 雀 はせを
@ 明治六年(一八七三)
A 織田木人建立
C 杵島郡白石町大字堤字嘉瀬川 天台宗日輪山安福寺
C 41020
芭 蕉 翁
春もやや氣色ととのふ月と梅
陰 天保十五年甲辰三月建之
左 當院現住素雲
@ 天保十五年(一八四四)三月
A 如麥仙建立
C 藤津郡塩田町 本応寺
B 41021
芭 蕉 翁
左 山里は萬歳おそし梅の花
右 文化六年巳卯月
櫻菴蘭石銖書谷所社中之建
@ 文化六年(一八〇九)四月
A 谷所社中建立
C 藤津郡塩田町大字谷所字山口 八天神社