12‐01‐0144
 

       千 葉 県

 
 
J 12001
う ら や ま し 浮 世 の 北 の 山 櫻  芭蕉翁
海 は れ て 動 か ぬ 星 や 秋 の 空   完來
  陰     願主千葉連十七名の名あり(略)
        文政元戊寅秋九月建之/五世雪中庵對山書
 
          @ 文政元年(一八一八)九月
          A 千葉連建立
          B 五世雪中庵對山筆
          C 千葉市院内一‐一六                     千葉神社
          D 完來=初め富増氏 のち大島氏 通称吉太郎 号震柳舎・野狐窟・空華居士
            もと伊勢津藩 江戸住 書を能くしたという 明和五・六年ごろ蓼太の門に
            入り のちその養子となる 天明七年(一七八七)蓼太初月忌の日沙羅らに
            推されて四世雪中庵の号と嵐雪伝来の点印を継承 文化十四年(一八一七)
            四月十八日没七十歳 雪中庵=一世服部嵐雪 二世櫻井吏登 三世大島蓼太
            四世大島完來
 
F 12002
凉 し さ や ほ の 三 日 月 の 羽 黒 山
雲 の 峰 い く つ く つ れ て 月 の 山
か た ら れ ぬ 湯 殿 に ぬ ら す 袂 か な
  陰     明治廿四年九月廿日建之
 
          @ 明治二十四年(一八九一)九月二十日
          C 千葉市稲毛                         浅間神社
 
F 12003
海 く れ て 鴨 の 聲 ほ の か に 白 し  はせを翁
  陰     文化二乙丑年四月 日無物庵造立
        蘆の穗に五日はかりの月夜かな      存亞
        います如くいのらはなとか・の留守 前・主宮城
 
          @ 文化二年(一八〇五)四月
          A 無物庵存亞建立
          C 銚子市柴崎町                       海上八幡宮
 
J 12004
☆消滅
し は ら く は 花 の う へ な る 月 夜 哉  翁
一 つ か み 鳥 の こ ほ す 櫻 か な     柳居
醉 こ と は 天 下 は れ た り 花 盛     鳥醉
 
          @ 寛政十年(一七九八)推定
          A 夏霜庵百井建立
          C 銚子市馬場町                   円福寺(飯沼観音)
                               12‐02‐0145
          D 夏霜庵百井=寛政十二年(一八〇〇)五十余歳没
            柳居=前出P.0088 鳥醉=前出P.0069
 
J 12005
し は ら く は 花 の う へ な る 月 夜 哉  翁
一 つ か み 鳥 の こ ほ す 櫻 か な      守黒庵柳居
醉 こ と は 天 下 は れ た り 花 盛      松露庵鳥醉
花 盛 海 は 靜 に 暮 も せ す          二世 烏明
曇 れ た ゝ 櫻 か も と に 倚 や す き    土龍庵百明
な か ら へ て 蛙 の 聲 や 秋 の 雨      市石・弄船
花 木 槿 月 は 翌 日 あ る も の な か ら  夏霜觀百井
い ろ ・ ・ の 有 て 白 菊 黄 き く 哉   名古曾亭桃源
                    關東憲斎書
  陰     天保二年辛卯如月再建松露庵社中
            禪
        此箇一字子會麼光星生死心絶端是也
        佛頂禪師示芭蕉翁語古梁・
 
          @ 天保二年(一八三一)二月
          A 松露庵社中建立
          B 憲斎筆
          C 銚子市馬場町                   円福寺(飯沼観音)
          D 柳居=前出P.0088 鳥醉=前出P.0069 烏明=前出P.0069 百明=杉坂氏
            号土龍庵・鴫立庵 上総東金の人 江戸に住む 鳥醉門 天明四年(一七八
            四)七月二十二日没 師についで鴫立庵主となる
 
J 12006
枯 枝 に か ら す の と ま り け り 秋 の 暮  はせを
あ き の 夕 誰 か 身 の う へ そ 鐘 か 鳴     桂丸
  陰     弘化二年巳初夏 野崎清□□
                 大里氏
 
          @ 弘化二年(一八四五)四月
          A 恒斎桂丸建立
          C 銚子市春日町                      浄土宗浄国寺
          D 恒斎桂丸=銚子の回船問屋「行方屋」の六代目大里庄治郎富文
 
C 12007
芭   蕉   翁
うたかふな潮の華も浦の春
  陰             得雄和尚在世
        寛政九丁巳・冬 戸田麥丈建立
                堀木以閑
          借地料寄附 及川鼠明
 
          @ 寛政九年(一七九七)冬
          A 戸田麥丈建立
          C 市川市本塩                  浄土真宗本願寺派法善寺
                               12‐03‐0146
A 12008
     ( ・ 翁 逍 遙 之 舊 ) 蹟     方鏡叟
     ( 千 先 生 旅 舎 ) 之 地      千梅建之
( 小 名 木 澤 五 本 松 )
     ( 芭 蕉 翁 ) 桃 ・ 居 士     河野氏
     ( 千 那 律 師 ) 感 應 院      梅尺属之
 
          @ 寛保三年(一七四三)五十回忌(延享元年四月五日説あり)
          A 千梅が翁と先師千那の真蹟を埋めて建立
          C 市川市国府台                天台宗医王山妙王院泉養寺
          D 建碑の時泉養寺に納めた祠堂金の受納書
                  覺
              一、金三匁二歩
                右芭蕉塚永代爲祠堂慥ニ致受納候
                常に掃除等念ヲ入可申付候 以上
                         泉養寺 主峯印
                  田中 七左衞門殿
                  河野九郎右衞門殿
            千先生=千那 三上氏 名は明式 号蒲萄坊 初め千那堂官江 近江堅田真
            宗本福寺十一世住職法橋権律師 本願寺寂如上人に仕え 厚遇を受ける 初
            め談林のち蕉門 享保八年(一七二三)四月二十七日没七十三歳 千梅=通
            称田中七左衞門知義 号方鏡閣・白翁 初め千梅林亞靖 近江辻村(栗太郡
            栗東町の鋳物師 千那門の筆頭 毎年半歳は江戸深川の出店に住む 明和六
            年(一七六九)四月十五日没八十四歳 寛保三年芭蕉五十回忌に江戸深川泉
            養寺に芭蕉・千那の同会塚を建て 翌延享元年(一七四四)に記念の『千鳥
            の恩』を上梓 梅尺=千梅の門人 泉養寺=慶長年間(一五九六〜一六一四
)            江戸深川村の鎮守深川神明宮の別当寺として森下一丁目に創建 深川開拓
            祖深川八郎右衛門の菩提寺で 元禄六年(一六九三)六月深川の猿江村に移
            転 大正十二年(一九二三)関東大震災に塚は半ば崩壊し昭和二年(一九二
            七)同寺の市川移転とともに塚も移転した 五本松=泉養寺の近くの九鬼家
            の下屋敷から小名木川へ枝を張った老松に因んで「五本松」と呼ばれ 東都
            の名勝の一つであり 芭蕉逍遙の地であった 千梅林=鋳物屋田中千梅は五
            本松の近くに「千梅林」と称する邸宅を構えて 千那が出府するとここに逗
            留した 即ち千那の旅舎の地である
 
F 12009
此 の あ た り 眼 に 見 ゆ る も の 皆 す ゝ し  はせを
  陰     當園世話人 三戎 白龜 文守 好山 里遊 松濤
           文政六癸未建之
 
          @ 文政六年(一八二三)
          A 三戎 白龜 文守 好山 里遊 松濤らの建立
          C 館山市那古              新義真言宗智山派補陀落山那古寺
 
F 12010
春 も や ゝ 氣 色 と ゝ の ふ 月 と 梅  はせを
  台石    芭蕉翁二百回忌追福/明治廿二年四月建碑
        俳人一五〇名の号が刻まれている(略)
        發起稻原路米
                               12‐04‐0147
          @ 明治二十二年(一八八九)四月二百回忌
          A 稻原路米建立
          C 館山市那古              新義真言宗智山派補陀落山那古寺
 
F 12011
や か て 死 ぬ け し き は み え す ・ の 聲  はせを
 
          @ 文化十年(一八一三)
          A 当寺の俳僧白老建立
          C 木更津市矢部                   高藏寺(高倉観音)
          D 建碑記念集『世美冢』文化十年(一八一三)刊 白老編 夏目成美の序
            一茶・白老両吟歌仙あり 成美=前出P.0080
 
C 12012
御命講や油のやふな酒五升
  台石    東都今日庵門人/ 小金原藤風庵可長/松朧庵探翠/方閑斎一堂/避賢亭幾來/
        當山三十九世仙松斎一鄒/文化元子十月建之
 
          @ 文化元年(一八〇四)十月
          A 今日庵元夢らの建立
          C 松戸市平賀                日蓮宗本土寺(あじさい寺)
 
F 12013
し は ら く は 花 の う へ な る 月 夜 か な  翁
                    松朧庵探翠建之
  陰     文政八乙酉三月五日 梅澤氏/明珠院自得日歓信士/
                      圓珠院妙得日喜信女
                        文化三丙寅天三月四日
 
          @ 文政八年(一八二五)三月五日
          A 梅澤松朧庵探翠建立
          C 松戸市小金                          妙典寺
 
F 12014
凉 し さ や ほ の 三 日 月 の 羽 黒 山
  左↓右   靈場巡拜記念と・先供養のため建碑する旨の銘(略)
          願主中川仲右衛門/慶應元年乙丑八月吉日建之
 
          @ 慶応元年(一八六五)八月
          A 中川仲右衛門建立
          C 野田市野田                          西光院
 
F 12015
西 行 の 庵 も あ ら む は な の 庭  芭蕉
      芭蕉の遺徳を稱える漢文銘(略)
      文政戊子冬十月秋水池守龍撰/陶斎呂省吾書
  陰     百年の氣しきを庭の落葉かな
                               12‐05‐0148
          @ 文政十一年(一八二八)十月
          A 臥外建立
          B 陶斎呂省吾筆
          C 野田市野田                         愛宕神社
 
J 12016
梅 か 香 に の つ と 日 の 出 る 山 路 か な  はせを
日 の 廻 る 世 界 を 梅 の に ほ ひ 哉       素堂
  陰     家族の冥福を・る漢文銘(略)/維時文化丁丑初冬日
             葛飾五世其日庵白芹誌/堤根新田高梨孫七謹建
 
          @ 文化十四年(一八一七)十月
          A 高梨孫七建立
          C 野田市堤根                         菅原神社
 
F 12017
赤 々 と 日 は つ れ な く も 秋 の 風  はせを
  碑面下部  こゝろほとすむものもなし荻の聲 恒丸
        花守や叱るかはりの咳拂ひ    桐雨
        狹筵に名月拾ふ山家かな     子行
        舟十里來ても夜のあり荻の聲   江月
        馬なからうしろの見たき枯野哉  兎郷
        價をはかくして親に初松魚    米睦
  左     明治二十六年十月 俵口社中建之
 
          @ 明治二十六(一八九三)年十月
          A 恒丸俵口社中建立
          C 佐原市佐原                         諏訪神社
 
F 12018
こ の あ た り 目 に 見 ゆ る も の 皆 す ゝ し  芭蕉翁
  陰     嘉永四辛亥年八月
        深山より洩れて尊き清水哉 峯斎白・
        凉しさを慰む松葉角力かな 森窓箕山
 
          @ 嘉永四年(一八五一)八月
          C 佐原市大倉                         側高神社
 
K 12019
☆顕彰碑
(篆額)景福  仙台伊達宗能公筆
聲畫庵旭斎の顯彰漢文銘(略)
    明治二十五年春三月
  陰     山路來て何やら床しすみれ草 芭蕉翁
 
          @ 明治二十五年(一八九二)三月二百回忌
          A 聲畫庵旭斎建立
          C 佐原市多田新田                        東屋前
          D これは聲畫庵旭斎の顯彰兼壽藏碑である 旭斎の門人玉井可笑の撰文 高木
                               12‐06‐0149
            東皐の書による漢文銘がある 旭斎=東氏 名は胤孝といい文政五年当地の
            生まれ 農のかたわら俳諧を高柳丁知 大江由誓らに学び 各地に芭蕉の遺
            跡をたずね 多数の門弟を育てた 『明治五百題』・『明治百歌仙』などを
            出版し 芭蕉の二百年忌にあたりこの壽藏碑を建立する旨が刻まれている
            なお建碑記念に『すみれ草』を上梓した
 
F 12020
丈 六 に 陽 炎 高 し 石 の 上  はせを翁
  陰     翁追慕の銘(略)
        やさしの浦蕪里なる玉斧の需に應して曲直庵龜文謹書
  左     同志十五名の俳号(略)
  右     天明八年戊申十月十二日願主玉斧建
 
          @ 天明八年(一七八八)十月十二日百回忌
          A 松風庵玉斧建立
          B 曲直庵本多龜文筆
          C 成田市成田                  成田山公園入口梅林の傍
 
F 12021
か れ 枝 に 烏 と ま り け り あ き の 暮  はせを翁
                    烏秋建之
 
          @ 文政三年(一八二〇)推定
          A 烏秋建立
          C 八日市場市貝塚本郷地区                 真言宗宝光寺
 
F 12022
☆存疑
此 道 に 出 て す ゝ し さ よ 松 の 月  はせを
 
          @ 寛政十二年(一八〇〇)
          A 二世飛鳥園並木寂阿一叟建立
          C 八日市場市安久山                   木下浩嗣氏宅裏
          D 一叟=俗称並木七郎右衛門 飛鳥園二世を名乗り 寂阿一叟と号した 初号
            芝蘭 号麥蒔舎・兎什・素寂・空居・阿洲・芦風坊辨阿 下総香取の人
            宗瑞門 享和元年(一八〇一)五月五日没 建立記念撰集『搖ぎ松集』を寛
            政十二年(一八〇〇)八月に上梓
 
F 12023
名 月 や 池 を 巡 り て 夜 も す か ら  翁
  陰     ・翁百五十一回石文起立/天保十五辰稔三月十六日/本願主 月霜庵汀砂/補助 十
        雪樓西湖 日々庵新々日下樓可門/山南 雪斗 茂量 其風 湖月 登汐 既藝
 
          @ 天保十五年(一八四四)三月十六日百五十一回忌
          A 月霜庵汀砂建立
          C 八日市場市内山                        妙高寺
 
 
                               12‐07‐0150
F 12024
も の い へ は 唇 寒 し 秋 の 風  翁
  台石    ・・蕉翁二百年遠忌辰ニヨリテ建/明治十五年十月十二日/發起 林鶴州 伊藤一道
        平山立志 平山歩山 黒澤谷中
 
          @ 明治十五年(一八八二)十月十二日二百回忌
          A 林鶴州らの建立
          C 八日市場市飯高                     飯高小学校前
          D はじめ常・寺廢寺にあったもの
 
F 12025
つ た の 葉 の む か し め き た る も み ち か な  芭蕉翁
                        後學無有庵汎翠謹書
  陰     ・翁二百年祭/明治廿六年十月十二日建之
  台石    發起人 汎翠 歩山 一道 鶴州 立志
 
          @ 明治二十六年(一八九三)十月十二日二百回忌
          A 無有庵汎翠らの建立
          B 無有庵汎翠筆
          C 八日市場市飯高                        飯高寺
          D はじめ常・寺廢寺にあったもの
 
F 12026
鶯 や 柳 の う し ろ 藪 の ま へ
 
          C 八日市場市八日市場下出羽町                  木立寺
 
F 12027
赤 々 と 日 は つ れ 勿 も 金 風  芭蕉翁
  陰     于嗟芭蕉翁於此道有聲/寛政癸丑以丁百載之期
        其門葉末士造碑謹書十一名の俳名(略)
 
          @ 寛政五年(一七九三)百回忌
          C 旭市旭イ                           東漸寺
          D 金風=あきのかぜと読む 五行説で秋は金にあたるので 秋風の別称
 
F 12028
先 頼 む 椎 の 樹 も あ り 夏 木 立  芭蕉翁
  陰     ・翁爲吊二百年遠忌海上網戸住聽濤園主
        彫刻高詠石表而建築之以傳不朽云時
        明治丙戌十月十二日
        八雲たつ海上潟や幾時雨  降
        世の中や時雨に染も二百年 旭斎
 
          @ 明治十九年(一八八六)十月十二日二百回忌
          A 聽濤園主建立
          B 旭斎筆
          C 旭市旭イ                         八重垣神社
 
                               12‐08‐0151
F 12029
花 の 雲 鐘 は 上 野 か あ さ く さ か  芭蕉翁
  陰       昭和五年五月建之
        時雨會や吊ふ二百五十年 莊伯/翁忌や我は耳順に手の屆 故耕雨
 
          @ 昭和五年(一九三〇)五月二百五十回忌
          A 莊伯建立
          C 旭市琴田                        真言宗海宝寺
          D 吊=弔の俗字
 
F 12030
☆誤伝
凉 し さ や 眞 帆 に 眞 向 の 山 な れ は  宗舞
                      大谷若水書
  陰     桃湯あひたる通夜の居こゝろ/草雅建之
 
          A 草雅建立
          B 大谷若水筆
          C 柏市布施                        真言宗東海寺
          D 宗舞の舞を房と読み 芭蕉の初号宗房と読み誤り芭蕉句碑として誤伝してき
            たもの
 
F 12031
御 命 講 や 油 の や う な 酒 五 升  はせを
  陰     冬籠唯浪の音松の聲 枕流亭
          文久元辛酉孟夏
  右     見外拜書
 
          @ 文久元年(一八六一)四月
          A 枕流亭一澄建立
          B 菊守園見外筆
          C 勝浦市浜勝浦                      日蓮宗本行寺
          D 見外=通称小林甚藏また円藏 号菊守園・重陽堂・東雲庵 甲州に生まれ江
            戸住 護物門 明治六年(一八七三)二月二十日没六十七歳
 
F 12032
清 瀧 や 波 に ち り こ む ・ 松 葉  はせを
                  川四郎拜書
  陰     慶應三卯
 
          @ 慶応三年(一八六七)
          A 丁子屋伊八建立
          B 川四郎筆
          C 我孫子市瀧前                       瀧前不動堂
 
F 12033
海 く れ て 鴨 の 聲 ほ の か に 白 し  はせを
  陰     日々房鳥周 如松庵双鳩 此杖・寛雪
        常盤連 五雄 成雅 花吟 樵月 一枝 
                               12‐09‐0152
            東逕 無漏 一東 一雄
           天保十一庚子天三月建之
 
          @ 天保十一年(一八四〇)三月
          A 日々房鳥周らの建立
          C 鴨川市太海浜                       仁右衛門島
 
F 12034
    花の香(          )
雲 折 ・ ・ 人 を 休 む る 月 見 哉  芭蕉翁
    飛(        )雪( )
  左     弘化二乙巳稔冬( )
 
          @ 弘化二年(一八四五)冬
          C 鴨川市曽呂                          蓮華院
 
F 12035
花之本・詠
野 を 横 に 馬 引 む け よ ほ と ゝ き す
        明治十九季首夏/大田代連
 
          @ 明治十九年(一八八六)六月
          A 大田代連中建立
          C 鴨川市大田代                       石地蔵の前
 
F 12036
枯 芝 や ま た 陽 炎 の 一 二 寸  芭蕉
                小絲連中
  陰     冴わたる遠寺の鐘や冬の月 桂下坊
        野を一里耳を離れぬ雲雀かな 蝶二
 
          @ 天保年間=天保十四年(一八四三)
          A 桂下坊 蝶二らの建立
          C 君津市荻作                       鹿野山旧参道
 
F 12037
最 中 の 桃 の な か よ り 初 さ く ら  はせを翁
                  雪中庵□□
  陰     寛政十戊午年きさらき/・枝 花嬌 風耳 一燈
 
          @ 寛政十年(一七九八)二月
          A ・枝らの建立
          C 君津市鹿野山              新義真言宗智山派鹿野山神野寺
 
F 12038
や す ・ ・ と 出 て い さ よ ふ 月 の 雲  翁
                        梧堂書
  碑面左下方 銘文あり(略)
                               12‐10‐0153
        天保十二辛丑乾月對・三澤平誌乂斎巖崎基書
  陰     壺仙ら四十名の句と号がある(略)
 
          @ 天保十二年(一八四一)
          B 梧堂書
          C 君津市鹿野山              新義真言宗智山派鹿野山神野寺
          D 碑面下部に芭蕉肖像の線刻があったらしい
 
J 12039
初 雪 や 聖 小 憎 の 笈 の 色    芭蕉
群 鴉 鐘 聲 白 月 淡 し 山 の 春  壽雄
雛 僧 の 衣 に 梅 の 白 さ 哉    正一
  陰     昭和七壬申睦月下浣文学士旭壽雄建之/坊内雪柳書
 
          @ 昭和七年(一九三二)一月
          A 旭壽雄建立
          B 坊内雪柳筆
          C 君津市鹿野山              新義真言宗智山派鹿野山神野寺
 
F 12040
☆存疑
ほ と ゝ き す 啼 や 黒 戸 の 濱 ひ さ し  はせを
                      秋巖書
  陰     助刻 呑海 補翼 等栽/可起守 幹雄/泰眠 乙彦
          明治三年庚午五月
 
          @ 明治三年(一八七〇)五月
          B 秋巖筆
          C 富津市青木                  国道十六号線南側鞍馬社
          D 等栽=鳥越氏 号桂峰園 大坂の人のち江戸住 淡叟門 明治二十三年(一
            八九〇)十二月六日没八十八歳 幹雄=前出P.0088 乙彦=通称語一郎 幕
            府小普請方森宗兵衛の次男 書家萩原秋巖の養子となり 萩原を名乗る 号
            蔦の本・十時庵・蕉華庵 俳諧を道彦系の者に学び 明治元年には爲山に入
            門 明治十九年(一八八六)二月二十八日甲州谷村に没六十一歳
 
F 12041
華 さ か り や ま は 日 こ ろ の 朝 ほ ら け
  陰     動かねはうこかてすゝし椎の蔭/明月や光りこほるゝ松の露/幾とせも其名ゆかしや
        初しくれ/明治十有七年春日 應需凉坪書
 
          @ 明治十七年(一八八四)春
          B 凉坪筆
          C 東葛飾郡関宿町台町                      実相寺
 
F 12042
觀 音 の 甍 見 や り つ 花 の 雲  はせを
  陰     時鳥啼や印旛の藻苅舟 當寺住耕月/同  舎中
           嘉永元申水無月
                               12‐11‐0154
          @ 嘉永元年(一八四八)六月
          A 耕月建立
          C 印旛郡印旛村瀬戸                    徳性院多聞寺
 
F 12043
こ の あ た り 目 に 見 ゆ る も の み な 凉 し  はせを
  陰     たま・・に錦も交る落葉哉 松月舎光東
          明治三十五年四月一日撰者春秋庵幹雄 半香舎梅理
 
          @ 明治三十五年(一九〇二)四月一日
          C 印旛郡印旛村吉高                      宗像神社
          D 幹雄=前出P.0088
 
F 12044
☆存疑
蛙塚
      この塚むかし正保の頃富井外記てふ人
      ありて多くの蛙を埋めしと言傳ひぬ
蛙 子 は 目 す り 膾 を な く 音 か な  はせを
  陰     故半香舎一世此君園ら八名の蛙の句を刻み さらに五十七名の名あり(略)
            明治廿五年四月十五日
 
          @ 明治二十五年(一八九二)四月十五日
          C 印旛郡印旛村                      富井唯一氏宅
 
F 12045
原 中 や も の に も つ か す 啼 雲 雀  はせを
  陰     聞やうて淋しくもなし荻の聲 四世半香舎東水
        東水顕彰の漢文銘(略)
            明治廿九年四月稻穗連建立
 
          @ 明治二十九年(一八九六)四月
          A 稻穗連建立
          C 印旛郡本埜村長門屋                     鳥見神社
 
F 12046
物 言 へ は 唇 さ ふ し 秋 の 風  はせを
  碑面下部  春雨や野山の寂を洗ふほと    田叟
        訪るゝ心はふかしゆきの友    美翠
        松は松竹は竹なり月の影     淵柳
        黒谷の岸に晴れけり今日の月   南山
        岩抱いて千代經し松や風光る   鶴歩
        足音に鯉躍りけりかきつはた   香淵
        世のちりにしまぬ匂ひや露の玉  其兄
        長閑さや乳に寢たる兒の愛らしさ 左彦
        ほの・・と明けゝり雪の筑波山  可月
        廣々と鐘の暮込む花野かな    砂白
        靜さや水の音にもつゆの味    天民
                               12‐12‐0155
              八十一翁葉田耕斎書
  陰     昭和七年八月建立 久保田酉松石田岩治有坂政治郎菅沢逸/松田留吉根本香一郎郡司
        藤一成毛彦太郎/郡司惣之助瀬尾忠治郎相川角太郎
 
          @ 昭和七年(一九三二)八月
          A 久保田酉松らの建立
          B 葉田耕斎筆
          C 香取郡下総町高                       六地蔵堂
 
F 12047
觀 音 の 甍 見 や り つ 華 の 雲  はせを翁
  陰     今日庵元夢門下/春日庵南道大竹白水建之/寛政五癸丑十月十二日
 
          @ 寛政五年(一七九三)十月十二日
          A 鈴木儀左衛門南道大竹白水建立
          C 香取郡下総町滑川                 天台宗滑川山龍生院
 
F 12048
ほ ろ ・ ・ と 山 吹 ち る や 瀧 の 音
  陰     天保六未如月木つゝき庵社中催立
 
          @ 天保六年(一八三五)二月
          A 木つゝき庵社中建立
          C 香取郡下総町中里                    臨済宗楽満寺
 
J 12049
春 立 て ま た 九 日 の 野 山 か な  翁
名 月 は 罪 な き 人 の 鏡 か な    月杵
      權大教正三森幹雄謹書時七十三・
  陰     明治參拾四年四月十二日/印旛郡久住村幡谷/香取喜兵衞二世靜堂可嘯建之
 
          @ 明治三十四年(一九〇一)四月十二日
          A 香取喜兵衞二世靜堂可嘯建立
          B 三森幹雄筆
          C 香取郡下総町西大須賀四谷                   兒明神
          D 幹雄=前出P.0088
 
F 12050
刈 か け し 田 つ ら の 鶴 や さ と の 秋  芭蕉
  陰     行秋や空のしつかや鷹一羽 茂蘭
        (          ) 既醉
         ・寛政六仲秋寅辰木啄庵連中合拜
 
          @ 寛政六年(一七九四)八月
          A 木啄庵連中建立
          C 香取郡神崎町並木                       神宮寺
          D 茂蘭=諱は從 字は圜 雅号本種 初め滋蘭 号麻衣山人 江戸に生まれ
            七歳で出家 のち北総岩部妙法山を領した日蓮宗の高僧 宗瑞門 安永八年
                               12‐13‐0156
            (一七七九)九月八日没六十七歳
 
F 12051
時 雨 る ゝ や 田 の あ ら 株 の く ろ む ほ と  芭蕉
                    少教正三森幹雄謹書
  碑面下部  四十名の句と号あり(略)
  陰     五十名の句と号あり(略)
        發起人權少講義須田美靜/明治廿年亥十月建之
 
          @ 明治二十年(一八八七)十月
          A 須田美靜建立
          B 三森幹雄筆
          C 香取郡小見川町大根塚                  金刀比羅神社
          D 幹雄=前出P.0088
 
F 12052
明 ほ の や 二 十 七 夜 も み か の 月  はせを
                  孫山書
  陰     くらしとて人は居らす松の月  ・江
        夕暮の川風寒し楳の花     間月
        稻舟やさし寄て行摺火打    勝人
        啼聲の夜に這入たり浜千鳥   黙知
        川狩の跡や隈なき月のさす   晴峠
        灯を出せは向のくらし鴨の聲  逸英
        たつ鴨の霧に紛るゝ夜明かな  夜霞
        いろ・・に山もかはるや秋の月 夜白
        名月や橋桁ひたす潮かしら 催主笙々
              補助町連中 川屋利兵衛
 
          @ 文政年間=文政十二年(一八二九)
          A 笙々建立
          B 山口甫僊孫山俳号・江筆
          C 香取郡小見川町北下宿                  施天宮水神宮
 
F 12053
觀 音 の 甍 見 や り つ 花 の 雲  芭蕉翁
                單山常書
  陰      平等施一切
        毛氈も乞食莚も散櫻
           當山清水寺廿五世隱士台嶺沙門高讓海月斎如木
         天   理
        永き日や臼に成れとて植る松
           多田邑俳行者東胤孝聲畫庵旭斎
        明治十五年午三月芭蕉翁二百年遠忌取越建築之以傳不朽云
        當山廿七世丈室良然代
  陰下部   社中四十一名の俳号あり(略)
 
          @ 明治十五年(一八八二)三月二百回忌
          A 丈室良然建立
                               12‐14‐0157
          B 單山常筆
          C 香取郡小見川町虫幡             天台宗清水寺(子育観音)
 
F 12054
今 日 は か り 人 も と し よ れ 初 し く れ  はせを翁
  陰     芭蕉翁二百年遠忌/于時明治十五年十二月建之春城拜書
 
          @ 明治十五年(一八八二)十二月二百回忌
          B 石田春城筆
          C 香取郡山田町山倉                    真言宗観福寺
 
F 12055
此 の 道 や 行 人 な し に 秋 の 暮  芭蕉翁
                  畦舎書
  陰     香樹舎蕉風以下三十数名の俳号あり(略)
             昭和七年四月
 
          @ 昭和七年(一九三二)四月
          A 香樹舎蕉風建立
          B 畦舎筆
          C 香取郡山田町田部                       西雲寺
 
F 12056
(篆額)花下大明神碑
木 の も と に 汁 も 膾 も さ く ら か な
  陰     いく霜にたつやさくらのみや柱     古人仙華翁
        年のよるほとおもしろき櫻かな   吉・庵萬丸
        けふよりや花もにほひの常しなへ 麻衣山人梅守
  左     十四行の漢文銘(略)
  右     多数の俳人名(略)/明治二十二年己丑
 
          @ 明治二十二年(一八八九)
          C 香取郡栗源町沢                     日蓮宗真浄寺
 
F 12057
ほ ろ ・ ・ と 山 吹 ち る か 瀧 の 音  はせを
  陰     天保壬辰(     )
        翁(        )
 
          @ 天保三年(一八三二)
          C 香取郡多古町船越                    日蓮宗大立寺
 
F 12058
涅 槃 會 や 皺 手 合 す る 珠 數 の 音  はせを
  陰     いさゝらはかねて望の秋の雲 晴軒南斗
           弘化丁未十月建立連中筆子中
 
          @ 弘化四年(一八四七)十月
          C 香取郡多古町吹浦                       永台寺
                               12‐15‐0158
F 12059
木 の も と に し る も 鱠 も 櫻 か な  はせを
  陰     野平一聲ら二十三名の名(略)
         于時大正七年六月建之四世止々園雲堂書
 
          @ 大正七年(一九一八)六月
          B 止々園雲堂筆
          C 香取郡多古町玉造               バス停「南玉造」招魂碑
 
F 12060
山 路 來 て 何 や ら ゆ か し す み れ 草  芭蕉
  陰        隱語銘     白兎園一叟宗端居士
        草に水うつ巻草をこかしつゝ/きみかつはさを二人して/一つうらなふその人の/な
        とあらさらんことの葉を/くらへてもふすしめすとて/はりはかけすも其まゝに/此
        日の本に霞わたらし/二代飛鳥園一叟營之
             寛政八丙辰年十月十二日
 
          @ 寛政八年(一七九六)十月十二日
          A 二代飛鳥園一叟並木寂阿建立
          C 香取郡多古町井戸山                 大師堂(芋大師)
          D はじめ寺作の土橋山東禅寺に建立 後に移す
            宗瑞前出P.0107 一叟前出P.0149
 
F 12061
古 池 や 蛙 と ひ こ む 水 の 音  芭蕉
  陰     氷らぬは氷らて寒し水の音 二世一叟
        夕暮は麥に聲あれ鐘の雲  三世一叟
          文政六年癸未彌生 日
              國老黍堂建之
 
          @ 文政六年(一八二三)三月
          A 黍堂建立
          C 香取郡多古町井戸山                 大師堂(芋大師)
 
F 12062
雲 折 ・ ・ 人 を 休 む る 月 見 哉  はせを
  陰     芋薫亭梅堂 秋陽・蘭香
          千□ 雙烏 雲道 森月 肩・ 橘堂
          山月 露松 白葉 聲々 有警 木斎
             天保十二辛丑孟春
 
          @ 天保十二年(一八四一)一月
          A 芋薫亭梅堂 秋陽・蘭香らの建立
          C 香取郡多古町南並木                      道祖神
 
F 12063
☆存疑
(篆額)俳諧筆墳/大威徳天神
                               12‐16‐0159
こ ゝ も 三 河 む ら さ き 麥 の 杜 若  はせを
            右建立伊藤椿跡 同一路/差添ら十一名の名(略)
  陰     夕立や鳰の・もとる峯の月   亡師都本
        月星の手にさはるまて田植かな  砂眠
        薄もやゝ若葉に埋むかねの聲   雪轉
        我植た椎にとしよる凉かな    一路
        柴の戸を明くれは高し杜鵑 雪專舎椿跡
             天保二辛卯年如月吉・日
 
          @ 天保二年(一八三一)二月
          A 伊藤椿跡 伊藤一路建立
          C 香取郡干潟町万力                       産土社
 
F 12064
古 池 や 蛙 飛 こ む 水 の 音
              喜章修造
 
          C 匝瑳郡光町石浜                    岩澤慶三郎氏宅
 
F 12065
觀 音 の い ら か 見 や り つ は な の 雲  芭蕉
  陰     區沙爾毛棄邇茂夜與比伎奴禮伐/西・以廼波留乃天廼登度久曾良
        布太羅玖廼知半都地茂宇留保比/波奈左久古介也伊之爾差丘薄奈
          文化七年庚午彌生十二日/北總舟越村飛鳥園一叟建之
 
          @ 文化七年(一八一〇)三月十二日
          A 飛鳥園三世貞翁一叟宇井佐富建立
          C 山武郡芝山町芝山                天台宗天応山観音教寺
          D 碑陰の読み=草にも木にも弥生来ぬらば世界の春の手の届く空 補陀落の地
            は土も潤ひ花咲く苔や石に咲く花
 
F 12066
たかき屋にの御製の/有難を今も猶
叡 慮 に て 賑 ふ た み や 庭 か ま と  はせを
  碑面左端  名にしおはゝ名取草より・宮樂哉 金波
        これを発句とする表十句あり(略)
  陰     (篆額)無盡言
        一四九名の名と起名庵金波の芭蕉景仰の漢文銘(略)
             明治紀元戊辰晩冬
 
          @ 明治元年(一八六八)十二月
          A 起名庵金波一門建立
          C 長生郡一宮町一宮宮台                    玉前神社
 
F 12067
      ・翁二百年忌
草 い ろ ・ ・ 各 花 の 手 か ら か な  はせを
      癸巳八月    正六位岩佐爲春敬書
                               12‐17‐0160
          @ 明治二十六年(一八九三)八月二百回忌
          A 大多和其山建立
          B 岩佐爲春筆
          C 長生郡白子町関                        玄徳寺
 
C 12068
☆句は存疑
芭   蕉   翁
五月雨に此笠森をさしもくさ
  陰     元祿七年甲戌十月十二日/於難波卒葬義仲寺/安永六年丁酉十月十二日造立焉
  台石    湖南義仲寺雲裏門弟當國當邑僧五老峯攷貝並門人
 
          @ 安永六年(一七七七)十月十二日
          A 五老峯攷貝建立
          C 長生郡長南町笠森                       笠森寺
 
F 12069
眼 に か ゝ る 時 や こ と さ ら 五 月 不 盡  翁
                  香楠居三木雄敬書
  右     明治甲申仲夏起本吉蓮蕊 補幸保長兵衛
 
          @ 明治十七年(一八八四)五月
          A 本吉蓮蕊建立
          B 三森幹雄筆
          C 夷隅郡御宿町新町                      浅間神社
          D 幹雄=前出P.0088
 
F 12070
い さ と も に 穗 麥 く ら は む 草 枕  はせを
  陰     朝々は柳にもとる心かな 金砂
        建碑についての漢文銘(略)
           天保己亥臘月
 
          @ 天保十年(一八三九)十二月
          A 日置久四郎金砂の妻桂紫建立
          C 夷隅郡大原町下布施                   日置清尚氏宅
 
C 12071
芭   蕉   翁
こからしに岩吹とかる杉間哉
  陰     第一園里丸社中建之/・明 卜天 子賢 山花 斗行/自遊 一匡 子幹 山幹 山
        暉/林之 二三 斯曉 想容 電水/門鯉 淵玄 梅仁 言々 泉玉/連ん女 桃林
        ・成 王子 菊雄/有得 暦鳥 若楓
        文政九年丙戌十月十二日百三十二遠忌
  左     東武田喜庵護物謹書
 
          @ 文政九年(一八二六)十月十二日百三十二回忌
          A 里丸社中建立
                               12‐18‐0161
          B 田喜庵護物筆
          C 夷隅郡岬町鴨根                        清水寺
          D 護物=谷川氏 号田喜庵 伊勢に生まれ江戸住 士朗・闌更のち道彦に学ぶ
            弘化元年(一八四四)七月二十一日没七十三歳
 
F 12072
古 池 や か は つ 飛 こ む 水 の 音  芭蕉翁
                伊藤松宇謹書
  陰     月花のこゝろ捧けむ翁の日 松露庵楳竹
        以下二十七名の句あり(略)
          昭和三年十一月御大典の日建之
           當山現住職井上章田
 
          @ 昭和三年(一九二八)十一月十日
          A 井上章田建立
          B 伊藤松宇筆
          C 夷隅郡岬町和泉                     天台宗飯繩寺
 
F 12073
い さ ゝ ら は 雪 見 に 轉 ふ と こ ろ ま て  はせを
  陰     明治十・丁丑初冬建之
        笠雲を富士はゝつして小春風 龜甲
 
          @ 明治十年(一八七七)十月
          A 鈴木勘兵衛龜甲建立
          C 安房郡鋸南町大崩               西根の不動尊堂への入口
 
F 12074
あ の 雲 は 稻 妻 を 待 た よ り か な  はせを
  陰     □□□□仲秋 □壺 □雄 □斎
               宇明 □□ □□
 
          @ 天保四年(一八三三)八月推定
          C 安房郡白浜町白浜                      巖島神社
          D 建立年月日は井上脩之介氏が杉長の墓碑から推定
 
F 12075
あ の 雲 は 稻 妻 を 待 た よ り か な
  陰     明治十九年五月再建
          七十七翁豹隱應需書
 
          @ 明治十九年(一八八六)五月再建
          B 豹隱筆
          C 安房郡白浜町白浜                      巖島神社
 
F 12076
あ の 雲 は 稲 妻 を ま つ た よ り か な  はせを
                    小柴竹園書
  左     贈埼玉県蕨市石勘石材店
                               12‐19‐0162
          @ 昭和四十四年(一九六九)
          A 石勘石材店奉納
          B 小柴竹園筆
          C 安房郡白浜町白浜                      巖島神社
 
F 12077
鐘 つ か ぬ 里 は 何 を か 春 の く れ  芭蕉翁
 
          @ 文化六年(一八〇九)
          A 勝山在の盲俳人呂風建立
          C 安房郡丸山町大井                       大徳院